2009.02.21 (Sat)
八幡屋@大井町
ゆきむらです。 国電大井町駅を降り、阪急百貨店を右に見て歩いてゆくと、道幅が急に広くなり風がかわる。その広い道は坂になっていて大きく右へまがっているが、のぼりきったところが大井三つ叉と呼ばれる三叉路、信号の標示には大井四丁目と記されている。ここを左へゆけば大森から池上本門寺へとつづく地上通り、右へゆけば京浜第二国道へぬける商店街だ。
昭和の時代から大井町人に愛され続けている一冊の小説があります。。。
時代屋の女房!
時代屋の女房は大井町に実在した時代を売る店「時代屋」を舞台とした村松友視著の昭和の名作。
昭和57年の直木賞受賞作品です!
昭和の名女優夏目雅子主演で映画化もされているので、大井町人以外にも知っている人は多いかも。。。
物語の舞台はもちろん大井町。
懐かしの昭和の大井町ですよ~(^^)・・・って、ワタシ昭和の大井町知らんけどね・・・(^^;;
三つ叉に架かった長い歩道橋の一方の階段が螺旋状になっていて、降りきったところに不思議な店がある。猫の額ほどの土地に作った小さな建物は、「時代屋」という看板がなければ物置小屋といった趣きだ。
【村松友視著:「時代屋の女房」より】
国電大井町駅がJR大井町駅となったのは昭和も終盤の昭和62年のこと。。。
すっかり更地となった旧阪急百貨店跡地を右に見て歩いてゆくと風がかわる。
何故なら・・・。
こんなでっけーホテルをぶっ建てているから!(@@)
20階建て(?)のホテルは今年5月開業予定。大井町最高峰かな?
ゆとりの509ルームで1階はレストラン街になるんだとか・・・。
http://oimachi.viainn.com/
右に曲がって三つ又商店街に入ると坂になっていて・・・。
のぼりきったところが大井三つ叉と呼ばれる三叉路・・・っとゆうかむしろ五叉路
信号の標示には大井三ツ又と記されています。
ここを左へゆけば大森から池上本門寺へとつづく地上通り。
右へゆけば京浜第二国道へぬける商店街・・・とは名ばかりの道(^^;;
三つ叉に架かった長い歩道橋の一方の階段が螺旋状になっていて・・・。
降りきったところにあるのは猫の額ほどの・・・
・・・駐車場。。。
螺旋階段の下に時代屋は既に無く・・・夏目雅子も既に亡く・・・
昭和は遠くなりにけり・・・。
時代屋の女房の考察は、こちらのサイト⇒時代屋の女房(大井町を巡る)@東京紅團に超詳しく書かれているのでそちらに任すとして・・・(汗)
移り行く時代の中で時代屋の時代からヒッソリと街を見守る一軒のラーメン屋さんがあるという・・・。
八幡屋!
八幡屋は時代屋があった三ツ又交差点の更に先、何も無い住宅地に忽然と現れるラーメン屋さん。
大井町人でも極近所の人じゃなければ「えっ!こ、こんなところに!(@@)」っと思うかも。。。
大井町駅徒歩10分くらい。。。

中はカウンターのみの7席くらい。。。
店内はとってもほのぼの系。
昭和の時代を生き抜いた80歳を超えるお母さんお一人でやられているようです。

耳が遠くてもご容赦ご容赦。。。
ちなみに店内テレビのボリュームはかなりの大音量です。(^^;;

ラーメンも昭和価格の400円!
ラーメンの倍するチャーシューメンや、チャーシューメンと同額のチャーシューワンタンメンも気になるところではありますが、注文するのはもちろんラーメン!
待つこと5分でラーメン~。

ラーメン(400円)☆
海苔、ナルト、メンマ、チャーシュー。。。
見事なまでに昭和の風貌を残した、昔ながらのラーメンの登場です。
そうそう。昭和の時代ではラーメンと言えばこの食べ物でした。。。

味はまぁ普通の・・・極普通の味ですが、普通の味のラーメンって最近無いのである意味貴重かも。
なにより、ほのぼの系のお母さんのキャラクターが心地よく。。。
昭和の時を刻む店内でマッタリとしたひと時を過ごしつつ・・・。
いつまでもお元気で・・・そういつまでも・・・。

大井町を去った時代屋は広尾に移り現在も営業を続けているといいます。
http://www.jtb.co.jp/kokunai/Sight.aspx?bookid=A1403070&categoryType=4
今度行ってみようかな?
時代屋の時代に思いを馳せながら・・・。
ごちそうさまでした(^人^)
【今日の一言】
なんか詩人っぽくね?(笑)
店名:八幡屋
住所:東京都品川区大井4-15【地図】
電話:03-3771-4277
営業:11:30~15:00、17:00~23:00
休日:月曜
まぁ普段通るような場所じゃないですけどね~。。。
普通のラーメンシリーズもやっとく?(笑)
見る度に「夏目雅子っていい女だなぁ..」と..(*^_^*)
「ラーメン400円」
い~ですねぇ..ってより、東京のラーメンは高過ぎ
感覚的には500円硬貨1枚で腹一杯になるのがラーメン
これにご飯が付いたら「御馳走」なのが松本零士世代..トシ解るぜオッサンって?(笑)
この記事読んでから久々に「男おいどん」なんか読んでたりして..(瀧汗)
ラーメンは確かに高いかも。
ランチにラーメンって贅沢だし・・・(汗)
懐かしい時代です♪
私めがこの八幡屋さんの存在に気が付いたのは21世紀に入ってからの
つい数年前の事なのですが
上記記事を拝読すると時代屋が三ツ又に存在する時分から在る、との事…
ハテ???
小学生の時分はこの辺りに友人が多く居て
倉田児童センターに入り浸って遊んでいた小生にとって、このお店は全く記憶に無い…
高校生くらいからこの方面にはスッカリ足を踏み入れなくなくなりましたので
初めて存在に気が付いた時はてっきり新しい店なのかと思い
もし古くとも「みに亭」よりは後に出来た店だと思い込んでしまっておりました。
ちなみに小生、映画「時代屋の女房」の大井町ロケが行われた時分は中学生でした。
ハテサテ、八幡屋さんって何時ごろの創業なのだろう…??本当に記憶に無い(汗
今度DVDで探してみます(笑)
当時の大井町も良いですよね~。(^^)
みに亭がいつ出来たかも知らないけどね。(汗)
時代屋の女房時代は小学生で
よくロケを見ていました。
まさか広尾に移ってたとは。。びっくり!
いまさらのコメントで申し訳ないですが
モモタロさんのコメント通り
ラーメン屋さんは最近だと思います!
少なくとも平成かな。。??と??
みに亭よりは後ですね。
ただ、他でお店をされてたとかでしたら
わからないですが。。
どちらにしても雰囲気は昭和の佇まいですよね。
昔からあったという話を聞いていたものですからそう思っていたのですが、最近なんですね。。。
みに亭が平成と言うのもビックリです(笑)
みに亭よりは後にできたということです。
みに亭はラジオ体操やってた時代からあったので昭和だと思います。。
それにしても、地元民ながらとてもためになるブログ
ありがとうございます!
情報どうもありがとうございます!
年末に大森町から大森にミニ移動(引越)をし、
「わ~!たくさんお店がある!大井町もチャリで行ける~!」(どんだけ田舎者…)
と感動しきりの毎日。
あまり外食をしないワタクシですが、ゆきむらさんのブログを参考にしながら
ちょっとずつ開拓していこうかと思っている次第です。
そこで昨日「八幡屋」デビュー。
本当に、本当に、普通のラーメン!!!
それが嬉しいですね、大好きです、こういうの。
連休中も月曜を除き営業してるらしいのでまた行ってみようと思います。
あ、それとチャーシューワンタンめん、900円に価格変更されてました(笑)
「八幡屋」デビューですか!
確かに普通のラーメンですよね...(^^;;
大井町のラーメンなら「永楽」がソウルフードとの呼び声もあります。食べたことがないならぜひ一度どうぞ!
価格情報もありがとうございます(^^)
三つ又交差点を通るたびに、時代屋が無くなってしまったのを寂しく残念に思っていて
今日「大井町 時代屋」で検索してこちらに辿り着いた次第です。
ラーメン食べたいと思ってたとこだったので
さっそく八幡屋さんに行ってきました!
けっこうお客さんがいて1人で切り盛り、大変だなぁ・・・と思いました。
ご店主は笑顔がとってもいい方で、お店の雰囲気が温かでした。
そしてあの位のお歳でも元気にお店をやってらっしゃることに感じ入りました。
私も定年後はあんな風に生きたいです。
ご訪問&コメントありがとうございます。
八幡屋行かれましたか!?
お母さんの笑顔が素敵なんですよね~。
本当にいつまでもお元気でいてもらいたいですね。(^^)
八幡屋の隣に住んでいた者です。25年前おばさんの息子と、一緒に走り屋をやっていたのが、なつかしい。
真相は、八幡屋は40年位前に一度店を閉めました。
その当時は八幡屋という名前だったかどうか覚えていませんが、のれんには“支那そば”と書かれていたのを、そしていつもスープのいい匂いがしていたのを覚えています。その頃はいつもオートレース場のバイクの音が聞こえていた昭和30~40年代の思い出です。競馬場のすぐむこうは海だった頃の話。今の八幡屋が再オープンしてまだ7年位ですかね。店の作りも昔のままで同じ。でも10年以上帰ってないから40年以上食べてない。帰りたくはないけど、食べにはいきたいな・・・。あの昔の味、おばさんが生きている内しかないもんな。おばさんのご主人は元大工さん、元気かな?
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いいね、普通のラーメン!
しかし見つかりそうにないんだけど(^^;
ここはまったく通ったことない気がする。